【治療例4】左肩から腕にかけての痛みとしびれ
40代 女性 2017年12月来院

【治療例4】左肩から腕にかけての痛みとしびれ

【症状と経過】2週間前にソファーで寝てしまってから左肩が痛くなった。初めのうちは我慢できる程度の痛みだったが、徐々に痛みが強くなり、上腕の外側・肘の下部・親指と人差し指に強い痛みとしびれを感じるようになった。

1週間前に美容室で髪を洗ってもらった時(仰向け)に、左肩に耐え難い痛みが出た。自分で湿布(ロキソニンテープ)を貼り、鎮痛剤(ロキソニン)を内服しているが、効果はあまり感じられない。病院の診察は受けていない。

インターネットで当治療室のホームページを見つけ、来室した。

【同時に治療した症状】

なし

【治療内容と経過】
頚部の動きを確認すると、後屈で左肩から上肢にかけての痛みとしびれが強くなり、可動域も小さくなっていた。右に曲げると左の肩上部につっぱり感がでる。

胸椎の動きの悪さが頚椎の動きを妨げていると考え、背部を触診すると肩甲間部に強い圧痛点が見つかった。そこに鍼をしたところ、頚の後屈の可動域が大きく改善した。

上肢のしびれは残っていたので、一番強くしびれを感じる第2指に関連する背部のツボに鍼をした。すると直後にしびれはほぼ消失した。

首を後屈した時と右に倒した時に肩上部の痛みとつっぱり感が残ったので、背部と下腿にあるツボに鍼をした。この時点で、来室時10だった症状が2まで軽減したので施術を終了した。

【治療回数・期間】 1回

【特に効果があったツボ・活法】 T5(2)L T2(1)L

【考察】 この例では頚の動きで症状が増悪するため、原因が頚にあると考えてしまいがちである。しかし、結果として背部のこりが頚の動きを妨げていたことが、痛みとしびれの原因となっていた。症状の出ている部位、症状の出現する動作、日常生活動作などから総合的に診断することが的確な施術へとつながる。
■症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当治療室の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
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鍼灸師 青山和正

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