【治療例5】右の背中(肩甲骨の内側)が痛む
70代 女性 2018年1月来院

【症状と経過】 10日前くらいから、右の背中(肩甲骨の内側)が強く痛むようになった。特に痛みが気になるのは座って食事をしている時で、あまりの痛みに食事を中断して横になったり、家族に背中をマッサージしてもらって対処している。今まで肩や背中がこるということはあまりなく、今回も思い当たる原因はない。時間がたてば治るだろうと考えていたが、なかなか良くならないのでインターネットで当治療室を見つけ来室した。

【同時に治療した症状】 なし

【治療例5】右の背中(肩甲骨の内側)が痛む

【治療内容と経過】
〈1診目〉首を前後左右に動かすことで症状の増悪は認められなかった。触診すると、胸椎の4番付近に強い圧痛があった。「これまで肩がこったりすることはなかった」とおっしゃっていたので、何か思い当たることがないか再度問診したところ、2週間ほど前に右側頭部を打撲していたことが分かった。この打撲が原因と考え、頚部を調べたところ、右後頚部に強い筋緊張を見つけたのでそこに鍼を打った。さらに炎症を抑える効果がある背部のツボに鍼をして終了。

〈2診目-5日後〉前回治療後、帰宅したころから背中の痛みが楽になった。前回来室時の痛みが10だとすると、今は2~3くらい。右の肩甲骨の内側に違和感とピリピリした痛みが少し残るが、途中で休まなくても食事をとれるようになった。前回と同様の治療を行い、右上肢の筋緊張を緩和する活法を追加した。

〈3診目-7日後〉ピリピリした痛みは無くなり、だいぶ良くなった。痛いわけではないが、右肩全体が重く感じるとのこと。背部を触診すると、初診と同じ場所に圧痛とコリが残っていたので、関連する頚部のツボに鍼をしたところ、圧痛が大幅に軽減した。肩全体の重さを軽減するため、肩甲骨の動きを改善する活法を2つ行った。肩甲間部の痛み、肩の重さがともに消失したので、今回で治療を終了とした。
 
【治療回数・期間】3回・12日間

【特に効果があったツボ・活法】C3(4)R・扇(L・R)

【考察】ご本人は痛みの原因となっている自覚がなかったが、問診で背部が痛みだす数日前の頭部の打撲を知ることが出来たのが大きなポイントだった。側頭部を打撲した際に頚部に大きな負担がかかったことが原因で、背中に痛みが出ていたと思われる。一見痛みとは関係ないような出来事が原因となっていることもあるので、問診には細心の注意をはらう必要がある。
■症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当治療室の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
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鍼灸師 青山和正

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