【治療例1】顎関節症/顎を動かすとジャリジャリ音がする
80代 男性 2018年3月来院

【治療例1】顎関節症 顎を動かすとジャリジャリと音がする

【症状と経過】3ヶ月ほど前から、左の奥歯で物を硬いものをかむと痛みが出るようになった。以前治療を受けていた歯科では、「歯の土台が弱ってきている」と言われたことがあるが、現在の症状が出てきてからはまだ歯科を受診していない。

痛みを避けるために、不自然な動きで物をかんでいたためか、口を開けたり閉めたりすると、左の顎のあたりがジャリジャリと音をたてるようになってきた。物を噛んだ時に痛むのは左奥歯であって、左の顎関節には痛みはない。近日中に改めて歯科医院を受診するつもりだが、「鍼で多少でも改善できれば」と思い、相談してみた(今回の来室の主訴は、左肩の痛み)。

【同時に治療した症状】左肩の痛み

【治療内容と経過】
〈1診目〉顎を動かしてもらうと、左顎関節付近から「ジャリジャリ」と施術者にも聞こえるくらいの音がする。肩をすくめる動作でも同様の音が発生した。

触診すると、左耳の下部と頚の外側・後部、肩甲骨の内側に顕著な筋緊張があった。また、左の頬部と側頭部にも強い緊張が出ていた。

まず左耳下部の緊張を緩和するために、手首のツボに鍼をした。すると「ジャリジャリ」という音が3割程度まで減った。さらに左の咬筋(側頭部や頬部)に関連がある手のツボに鍼をして、筋緊張を緩和させた。

〈2診目-4日後〉「ジャリジャリ」という音は、初診時の2割程度まで減っている。確認すると、左の肩甲骨の内側と、頚の外側に筋緊張が残っていたので、足と肩のツボに鍼をした。これで「ジャリジャリ」という音は10(初診時)→1(2診目施術後)となった。初診時の主訴であった左肩の痛みも同時に消失していたので、施術を終了した。

【治療回数・期間】2回・5日間

【特に効果があったツボ・活法】養老L、太衝L、外谷L

【考察】顎関節に異常がある時は、頚や肩に特徴的な筋緊張が生じていることが多い。この治療例では、頚肩部の筋緊張を鍼で緩和させることにより、早期かつ短期間に症状を緩和させることが出来た。

顎関節症の発症要因は、咬合位の異常、歯ぎしりなどの悪習慣、精神的ストレスなど様々だが、今回は「痛みのある歯と歯茎をかばう」という無理のある顎の使いかたをしていたのが原因と考えられる。施術終了後は速やかに歯科を受診するよう助言し、ご本人にも了承していただいた。
■症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当治療室の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
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鍼灸師 青山和正

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