【藤沢市・ひざの痛み】はりとお灸で健康をサポート | 藤沢市湘南台の鍼灸治療室
半年前に転倒して、右の肩関節を脱臼した。整形外科で整復後、週1回のリハビリを続けた。3か月後に「日常生活動作は問題ない」と言われ通院を終了したが、肩を動かす方向によってはまだ痛みが出る。来室時は右手を前から回して左肩の後ろを掻こうとした時や、右手を腰の方に回した時に「ズキン」と痛むとの訴えがあった。
動作時の痛みは、肩関節の前方に出現する。肩関節屈曲方向の関節可動域も低下していた。これらの動作と関連する腰部と脊柱のツボを確認すると、顕著な緊張が見つかった。これらのツボに鍼をすると、痛みが軽減し関節可動域にも改善がみられた。さらに、筋緊張が見つかった前腕と肩甲骨上のツボに鍼を追加したところ、左肩の後ろに手を持っていきやすくなった。 以後同様の施術を継続。4診目で動作時痛がほぼ消失、関節可動域も左右差がみられなくなったので、施術を終了した。
孔最R 天宗R T2(1)R T5(1)L
受傷時(転倒)の影響が、肩関節だけではなく脊柱まで及んでいたのではないかと考えた。脊柱や肩甲帯の動きに関係が深い部位の緊張を緩和することで、肩関節の動作時痛や可動域を改善することが出来た。
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当治療室の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
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