症例紹介

当治療室での症例をご紹介いたします。

【治療例1】肩こり・首のこり(右腕がだるく力が入らない)
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  • 肩こり・首の痛み・頸肩腕症候群
症状

【症状と経過】

首と肩のこりが強く、右腕が重だるく手に力が入らない。ひどい時は右手に力が入らず、つかんだものを落としてしまうことがある。1年ほど前の高校在学中、大学受験に向けて勉強を始めたころから徐々に症状が強くなってきた。大学のテスト期間などでパソコンに向かう時間が長くなったり、疲れがたまると症状が増悪する。高校在学中は地元である地方都市の接骨院に時々通っていた。

【既往歴】

2010年2月 右第3指剥離骨折

来室者10代 女性
期間2010年5月
施術回数・頻度
施術内容と経過

やや猫背で、両肩を全内方に巻き込むような姿勢。握力を測定すると、右7kgf、左20kgfであった。指先にシビレ感はないが、母指周囲の知覚が鈍麻している。頚椎圧迫テスト陽性(頚部神経根の障害を疑う)、ルーステスト陽性(胸郭出口症候群の疑い)、モーリーテスト陽性(胸郭出口症候群の疑い)。いずれも右に陽性反応あり。 検査の結果から、頚部神経根の障害と胸郭出口症候群のダブルクラッシュと判断。頚部神経根付近と斜角筋の筋緊張緩和を目標に施術。2回目までは症状はわずかに軽くなるだけで、右の握力の変化も+1kgf程度であったが、3回目の施術後は右の握力が6.5kgf→16.5kgfと大きく改善された。6回目には右の握力が24.5kgfとほぼ正常に回復し、知覚鈍麻も消失。物を落としたりすることもなくなった。 その後テスト期間などで忙しくなり、「症状が再発しそうな感じ」になると来院。時々鍼灸施術を受けながら、卒論を仕上げ無事大学を卒業した。

使用したツボ・活法

斜角(右) 合谷(右) C5/6、C6/7夾脊穴(右)

まとめ

パソコンやスマートフォンを扱う時間が長くなると症状が増悪する傾向があり、一種の現代病ともいえるのではないかと思われる症例。患者さんには鍼灸施術と合わせて、再発予防と症状軽減を目的に、首や肩周囲の筋緊張を軽減するエクササイズを指導し、時間がある時に行ってもらった。仕事でパソコンを長時間使用するなど、肩がこる原因を避けることが出来ない場合はセルフケアも大切である。

症例について

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当治療室の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

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